INTERVIEW

50人に聞く「ゲーム=人生そのものを楽しむ心」とは

ドミニク・チェン

ドミニク・チェン

情報学研究者・起業家

Q これまでの人生で最も粘り強く頑張った(もしくは現在進行形で頑張っている)ことは?

僕はこれまで一度始めたことの多くは途中で止めないで、ずっと継続してやってる気がします。学生時代に立ち上げたNPOは10年以上、会社も起業からそろそろ10年目になりますが、粘り強くやっているという意識はあまりなく、それぞれが関心のあることを追求するための手段なので、結果としてずっとやっているだけ、という感じです。ここ数年は「学習」についての興味が高まってきたので、4月からは大学で教師と研究者にもチャレンジします。ふだん、一番頑張りを意識させられるのは締め切りのある仕事です。中でも、本を一冊書いたり、博士論文を書いたのは、「粘り強く頑張った」感じがします。

Q日々の暮らしや仕事など、人生を楽しむ秘訣

「人生はゲームだ」とはその通りで、誰に頼まれたり発注されたわけでもない大きい目的を自分でセットできたら、それがなんであれ、死ぬまで人生というゲームを楽しめると思います。日々の細々とした作業がその大きな目的につながっていることを認識できるとラクになれます。あとは急ぎすぎず、詰め込みすぎたら回り道をしたり、サボったりして、余白を毎日のルーティンのなかに注ぎ込むのも大事だなぁと思います。 

プロフィール

1981年生まれ。フランス国籍。博士(学際情報学)、2017年4月より早稲田大学文学学術院・准教授。メディアアートセンターNTT InterCommunication Center[ICC]研究員/キュレーターを経て、NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事/株式会社ディヴィデュアル共同創業者。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。オンラインコミュニティやゲームソフト開発を行う。NHK NEWSWEB第四期ネットナビゲーター(2015年4月~2016年3月)。2016年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」フォーカスイシューディレクター。
主な著書に『電脳のレリギオ』(NTT出版)、『インターネットを生命化する:プロクロニズムの思想と実践』(青土社)、『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック:クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)等。監訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社)『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』、『みんなのビッグデータ:リアリティマイニングから見える世界』(共にNTT出版)。
https://twitter.com/dominickchen

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