2016 A/W COLLECTION

優雅なゴブラン生地で作られた、モダンな逸品

13世紀〜14世紀、当時フランス諸国でカーテンや絨毯など、優雅な室内装飾として発達したタペストリー。その製造の中心であったベルギーで作られた、ゴブラン生地を使ってデザインされたクラシカルな雰囲気が薫るバッグ「シャルロット」が登場しました。中央にあしらわれた金具を45度回転させたり、細やかなゴールドチェーンの仕様など、ディテールにもこだわることで、高級感とともにモダンさも漂います。また、2種類の柄を組み合わせて作り、全て1点ものなのも嬉しい。ちなみに、バッグの名前はゴブラン工場の設立運営に関わった画家のシャルル・ルブランに由来しています。

フランスの家計簿が施された、エフォートレスな風合い

150年前にフランスで描かれた家計簿をあしらったトートバッグ。当時、ロマンティックな絵と文字で書き記した家計簿は何を買うか迷いながら楽しく生活していくという、今も昔も変わらないストーリーが込められています。絵柄はバッグ底にもプリントされ、荷物を入れて底面が膨らんだ時にも柄が見えるというこだわりも。生地は、毛足が長く肌触りが良い上質なオーガニック・コットンを使用。そこにしっかりしたレザーの持ち手をあわせて、エフォートレスな表情ながらもしっかりした作りのトートになっています。内側底が、ブルガリアのパジャマ生地を使ったストライプ柄なのも愛らしい。

昔の人の性格が表れた文字を刺繍にのせた上質ウォレット

「お金を使って楽をするより行動するほうがたやすい」、「苦労して得たものほど幸せは大きい」…。フランスで活躍した人々の直筆のサインやメモ、手紙を刺繍で入れた財布です。文字は人によって太さや大きさ、くせなど性格が違うもの。インターネットの普及によって忘れがちな“文字の趣深さを再確認する”という想いがこめられたデザインです。内容は、格言的なものから、日常のたわいのないものまで様々で、1点ずつ個性的なアイテムとなっています。素材はイタリア製のシープスキンを使用しているので、とても滑らかで柔らかく手馴染みが良いのもポイントとなっています。

昔の家族の幸せな風景が浮かぶ、ノスタルジックな壁紙

旧西ドイツとオランダの壁紙をデザインに落とし込んだアイテム。昔から東欧諸国で壁紙は、生活に潤いを与えるものとして親しまれ、家族でDIYで部屋を華やかにするために様々な柄を使用しました。家族で楽しむその素敵な風景が浮かんでくるような、時代の空気感を閉じ込めたアイテムたちはノスタルジックでロマンティック。また、柄だけでなく、ディテールにもこだわりがあり、特に財布は山羊革を組み合わせ1枚仕立てとなっており、表面に味のある風合いを出すために、スエード、革、紙など5層で積層された逸品。妥協を許さず手間をかけたものこそ、ずっと愛していきたい。

奥ゆかしさが薫る、トリノのローカル新聞を持ち運んで

イタリアはトリノの100年前に発行されたローカル新聞をコーティングしたバッグ。よく見ると紙が日に焼けていたり、破れがあったり。ただ、それも経年変化の美しさ。現在、アンティークやヴィンテージ加工などありますが、それでは表現できない本物の奥ゆかしさがここにあります。絵柄を使用しない文字の羅列で構成された新聞は、クールな印象で様々なスタイルにもマッチします。また、1点ずつ違う柄なので、自分だけのバッグとして所持できるのも嬉しい。持ち手には牛革を使用しており、使えば使うほどに艶感が増します。エイジングにより、自分色に染まっていくのも楽しい。

透明感のある上品な煌めきと美しさを、いつも手元に

口金の頭に付いているのは愛おしさと優しさの象徴とされる天然石、ローズクォーツ。透明感のあるパープルの上品な輝きを引き立てる天然石は、あえて人の手で加工せず使用し、オリジナリティを出しています。ボディは牛革を使用し、型押し後に箔をのせ、さらに人の手で拭き取るという手間をかけることで、アンティーク調の表情に仕上がっています。また、内装には60~70年前に発行されたドイツの鉱物図鑑に用いられたグラフィカルな表紙の柄を採用することで、クラシカルかつモダンな雰囲気を表現しています。レトロ&グラフィカルな、時代を超えた美しさを持ち運びたい。

機械製図の直線や記号を、幾何学模様に見立てて

縦横に渡る直線、数字や矢印、専門的な記号…。ベルギーの工場にある機械製図の青焼きを使用した紙バッグ。直線が持つ緊張感が表現され、これから何ができるだろうという憧れが込められています。製図をバッグに落とし込むという、本来の目的ではなく視点を変えることで、知的かつジオメトリックな雰囲気となり、一種のアートとして生まれ変わります。表面には特殊加工が施され、紙の質感が程よく残り、使えば使うほどにシワが増し、柔らかく馴染んでくることで自分色に染まります。革とはまたひと味違った熟れ感のある独特のエイジングを楽しめるのも魅力のひとつです。

華麗なる古き良きパリの空気感に、今こそ想いを馳せて

1890~1930年代のフランスは、バロック調からアールヌーボーという文化の過渡期。様々な美しい芸術が混ざり合った華やかだった時代に、世界一の発行部数を誇った情報誌『ル プチ ジャーナル』や『ル プチ エコ ドゥ ラ モード』が存在しました。優雅なドレスやスタイリングを提案する細やかなタッチのイラストたち。現存するページをそのまま使用し、表面を加工したバッグは当時の空気感やロマンを詰め込んだ人気アイテムです。古き美しい時代に想いを馳せられるこのデザインは、全て1点もの。カラフルなストライプ的な見方もでき、きっとスタイリングに華を添えてくれるはずです。